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LH SARK 2016 Basis Apaearences L1 abgeschnitten肉腫にはさまざまな種類があり、比較的まれな悪性腫瘍です。 「間葉系細胞」ともいわれる骨、腱、軟骨、筋肉や脂肪などの支持組織や結合組織に由来しています。すべてのがん診断に占める肉腫の割合は、成人では1%をわずかに超える程度ですが、小児と若年成人では全ての悪性固形がんのおよそ21%を占めています。肉腫は発生源となる細胞の種類によって明確に分類され、特徴を有するおよそ50種のサブタイプが存在します。基本的に、肉腫はどの年齢でも発生し、また身体の特定の部位に限定されることはありません。一方で、肉腫は軟部肉腫と骨関節肉腫の2つのおおまかなカテゴリーにまとめられます。

肉腫は体の内部または表面のどこからでも発生し、また四肢の深部に隠れていることがよくあるので、誤診されることが多いです。肉腫はスポーツ外傷と勘違いされ、間違った治療が行われることがあります。最終的に診断されたときには、肉腫は大きくなりすぎて手術で取り除くことが難しいか、転移していることがあります。

診断される肉腫の大部分は軟部肉腫であり、悪性骨腫瘍は10%をわずかに超える程度です。

肉腫がまれな疾患であることや、多くのサブタイプが存在することは、この疾患の適正な治療や研究をとても難しいものにしています。そのため次のことを忘れないでください。肉腫の治療は専門家に、可能であれば専門の医療機関に任せる必要があります!

 

肉腫の名称を理解する

肉腫名

肉腫の種類/原発組織

平滑筋肉腫

平滑筋

脂肪肉腫        

脂肪組織細胞

線維肉腫

結合組織細胞

骨肉腫

骨細胞

滑膜肉腫

関節包細胞

横紋筋肉腫

横紋筋

血管肉腫

血管

軟骨肉腫

軟骨細胞

神経線維肉腫

神経系細胞

リンパ管肉腫

リンパ管細胞